【UE4】画面の色味を簡単に変えられる「LUT」機能が便利!だけど注意点も・・・?
ポストプロセス機能の一つ、画面全体の色補正を手軽に行える「LUT」機能をご紹介。
目次
ポストプロセス使用の準備
適当なブループリント(ここではActor)を作成 & ワールドに配置し、
「コンポーネントを追加」からPost Processコンポーネントを追加。
実装手順
1. 公式マニュアルページからLUT用テクスチャ画像「RGBTable16x1.png」を保存。
色対応表 (LUT) によるカラー グレーディング | Unreal Engine Documentation
2. 画像編集ソフトで色味を変更
3. UE4へインポート&テクスチャ設定を変更
4. PostProcessコンポーネント → 詳細タブ → LUTを適用
5. 実行!
LUT 実装完了!👍
LUT使用時の注意点
よって、LUTによる色調整はHDRディスプレイで表示する場合、モニターによって見え方が変わる(もしくはLUTが反映されない?)可能性があるようです。けっこう致命的なのでは・・・!?
最終的にmp4ファイル等に書き出す映像作品のような場合は問題にはならないけれど、
ゲームとして作品を配布する場合には問題になるかも。
「カラーパレット機能」のような形でおまけ機能として搭載する分には良いけれど、
ゲームの謎解きに関わるような使い方だと環境によって問題になりそうです。
そのため、同じポストプロセス機能の「Color Grading」 や 「ポストプロセスマテリアル」でLUT効果を代用できる場合はそちらの方が安心です。
ポストプロセスマテリアルでLUTを再現?
ポストプロセスマテリアルによる簡易LUT - 妹でもわかるUnrealEngine4
こちらの方法をそのまま実践。
パラメーターを調節すると、256×16以外のサイズのLUT画像も利用できるように。
GIF画像のような階調化がかかった見た目になる。
マテリアル-PPMでLUT - UE4 Document@com04
こちらの方法も気になる・・・ものの、当環境ではCustomノード作成時にエラーが出てしまいました。無念。
[SM5] /Engine/Generated/Material.ush(1882,23-93): error X3004: undeclared identifier 'UnwrappedTexture3DSample'
64行目が怪しい?
(他に良い方法があれば追記していきます。情報募集中!)
参考ページ一覧
[ 公式マニュアル ]
・色対応表 (LUT) によるカラー グレーディング | Unreal Engine Documentation
・カラー グレーディング Filmic トーンマッパ | Unreal Engine Documentation
[ LUTを実装 ]
・UE4でLUTを使った色調整をするよ。 - うしろぐ
・ポストプロセスのカラーグレーディング - 妹でもわかるUnrealEngine4
・ポストプロセス LUTの弱点・階調化フィルタ - 妹でもわかるUnrealEngine4
[ ポストプロセスマテリアルでLUT ]
・ポストプロセスマテリアルによる簡易LUT - 妹でもわかるUnrealEngine4
・マテリアル-PPMでLUT - UE4 Document@com04
[ LUTテクスチャ ]
・(LUT配布)Color Lookup Table Collection - Unreal Engine Forums
・コンテンツ検索 - UE4 マーケットプレイス
・LUTで画像処理フィルターを効率的に量産する - Qiita
・Photoshopでカラコレ用のLUTテクスチャを作る - Qiita
[ その他 ]
・猫でも分かるUE4のポストプロセスを使った演出・絵作り
・「HDR時代」到来 テレビからiPhoneまで、HDRの現状を分かりやすく解説 | EIZO株式会社
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