お気に入りの多ボタンマウス2つをオススメしてみる。【M-DUX50BK】【G600t】
Elecom社の「M-DUX50BK」と、Logicool社の「M-DUX50BK」
今まで使っていた&最近使い始めた、この2つの多ボタンマウスの
良いとこ・悪いとこを書き連ねたレビュー記事です。
ゲーム用途にも、ゲーム以外の作業効率UPにも!
多ボタンマウスはいいぞ!👍
目次
Elecom「M-DUX50BK」
2000円台 14ボタンのゲーミングマウス。
軽量で機能も十分!
国内製品の安心感も◎
同価格帯の中では頭一つ抜けてよく出来ている、幅広いユーザーにオススメなマウスです。
👍 ここすきポイント 👍
・軽い!
ケーブルを含まない、マウスのみの質量は84g!
ゴツく、そして重たくなりがちな多ボタンマウスとしてはかなり軽量な作りです。これは嬉しみ。
・手にフィットする形状(個人差の大きい点なので参考までに)
中くらいの大きさに、程よく丸みのある形状。
すこし大きめの卵を握るかのような感覚。手にまったく力を入れずに、自然な手の形のまま操作できます。
中指部分が長めのデザイン、親指部分の受け皿も手の収まりが良くてステキ。
この形状の良さと軽さのおかげで、一日中操作しても手が疲れない!
このマウスで一番気に入っているポイントです。
・異様な安さ
▲Amazon価格の推移(Keepa表示)
標準価格は「¥9,757(税込)」
・・・のはずが、Amazonでは常に2000円台で販売されている模様。バグかな?????
個人的には今の倍くらいしても良いくらいかと。安すぎる・・・!
・ケーブルが赤色
他のケーブルと見分けが付きやすくて◎
あとかっこいい(小並感)
🤔 人によっては気になるかもな点 🤔
・ケーブルが硬い
ケーブルが・・・硬いです・・・!
本体の軽さもあり、マウスを手から離した際に、コードに引っ張られてマウス&マウスカーソルがちょっと動いてしまうことも。取り回し面で少し不便、有線ならではの悩みどころです。
その硬さの反面、とても丈夫なケーブルなので断線の心配がまず無いのは◎
・マウスホイール
個人的に一番気になった点。
ホイールの回り具合がカクカク?な感じで、「1操作、労力に対するスクロール量」が少ない印象。
軽い力でホイールがギュルギュル回るようなマウスに慣れていると気になるかも?
スクロール量の調整ができないようなソフトでは、必死にホイールをぶん回す羽目になります。
逆に数値を1ずつ動かすような、細かい作業用途には使いやすいので良し悪しかも。
ブラウザ画面のスクロールなど、このホイールでのスクロール操作は大変に感じる場面も。
そのため私は「マウスホイールでスクロールする量」を「1画面ずつ」に設定し、ホイールは補助的な操作として。
メインのスクロール操作は「中央クリック+マウス移動」で行っていました。
・サイドボタン
配置間隔が狭いため、中央部分のボタンはとっさに操作する際に誤爆しがち。
ボタン数の少ない&より安価なモデルも併売されているため、ボタン数がそれほど必要なければそちらの方もアリかも。
Logicool「G600t」
7000円台 20ボタンのゲーミングマウス。無駄に光る。
強力な機能の反面、マウスの重量・形状、ソフトウェア面などに大きな癖も。
人によって合う・合わないが顕著に出そうな重戦車的マウスです。
👍 ここすきポイント 👍
・20ボタンという物量
ボタン数は正義。
「Gシフト」ボタン(任意のボタンに配置可能)との同時押しによって、さらに多くの設定が可能に。
手持ち無沙汰になりがちな薬指位置に、もう1ボタンがあるのもこのマウスならではでお気に入り。
私は中央クリック(ホイールクリック)の押し心地が硬めに感じたため、代わりにこの薬指ボタンに中央クリックを当てて多用しています。
・プロファイルの自動切り替えが便利!
事前に設定しておくことで、対象ソフトにフォーカスが渡った際に自動で設定プロファイルが切り替わるという便利機能!
ブラウザ用の「戻る」ボタンなど、他のソフト上では腐りがちなボタンを有効活用できるのも◎
・「M-DUX50BK」との比較
前述のElecom「M-DUX50BK」と比較すると・・・
・ケーブル:ほぼ同じ太さで、比較的やわめ。マウスを手から離してもマウスが引っ張られるようなことがない
・ホイール:同様のカクカクタイプだけど、すこし滑らかに回転させやすい
・親指位置のサイドボタン:慣れは必要だけど、程よい傾斜のおかげでマウスを見ずとも判別しやすい
・・・と、大きな差ではないけれど、全体的に少しずつ使いやすい作りな印象。
三倍近くとなる価格差と、後述の点を許容できれば上位互換と言えそうな商品です。
🤔 ダメかも・・・ 🤔
・重い(軽量化はできるけど・・・)
このマウス一番の明確な欠点。 重い です。ヤバいです。たすけて。
Elecom「M-DUX50BK」ではいくら操作しても疲れ知らずだった私でも、こちらは初めて触って1時間で「手の負担」が。冷や汗。ヤバい。
この重さの一因は
「マウス内部に約28g(単三電池一本よりちょっと重いレベル)の『重り』がついている」
ため。なんの機能もない、本当にただの重りです。なんで・・・?????
そしてその重りを取り除くためには 分解必須 = 本体保証が受けられなくなる という・・・
控えめに言ってうんちっち仕様です😇
一部のゲームジャンルではこの重り・重さが有利に働くのかもしれないけれど、ほとんどのユーザーにとっては「手の負担:大」というあまりにヘビィなデメリット。
私もとても耐えられそうにないので、既存の分解動画を参考に、リスクを承知で中の重りを速攻で取り除きました。
www.youtube.com
そうしてこの重りを取り除けば重さは110g弱と、まだちょっと重くてすこし疲れる感はあるけど、なんとか許容範囲内の重さとなりました。これで欠点の大部分が解消。たすかった・・・!
重さを耐えるか、保証を捨てるか。
トレードオフなこの作りだけはこのマウスの明確な不満点です。後継機では改善されてほしいな。
・形状
重さの影に隠れがちだけど、結構 デカイ 。
そして「M-DUX50BK」と比較すると平べったい形状で、そのため自然とベタッとした形でマウスを持つことに。これも手(手首)が疲れやすいと言われる一因かも。
・サポート面が不安
現行のロジクールソフトウェアでは詳細な設定が行えず、一つ前のソフトウェアを使用する必要あり。
最新ソフトウェアを使う、他のLogicool製品との両立が難しいとの声も。
生産が不安定らしく、生産終了の噂も?
💡 おまけ 💡
マウスを滑りやすくするために、マウスの裏面に貼り付けれている「マウスソール」。
このパーツ交換することでマウスを更に滑りやすく = 手の負担も減るのでは!?
→ 試してみた!
交換用のマウスソール(?)はこれ。
カグスベールシリーズの「トスベール」!
本来は家具や戸の滑りを良くするための製品・・・のはずが、10年以上前からマウスソールの代わりとして使われている(メーカー公認)とのこと。
いろいろ試して・・・
こんな感じで落ち着きました。
一般的な貼り付け方ではないと思うけど、「G600t標準マウスソールの上に、トスベールを直接2つ貼り付ける」というストロングスタイル。
通常に比べ、トスベールの厚みでほんの僅かにマウスに高さが生まれるおかげか、マウスの持ち方が自ずと若干変化。手首の負担が減った・・・かも?
肝心の滑り心地は、若干ヌルっと動くようになった・・・か・・・な・・・?
違和感なし。良くも悪くもそこまで劇的な変化はなし、という印象です。そのくらいトスベールがマウスソールとして優秀、ということなのかも。
余談ですが、このトスベールを約5.5kgのMIDIキーボードに取り付けた結果、小指一本で動かせるようになりました。
\ すげぇ /
購入リンクまとめ
--------------------【紹介したマウス】--------------------
( 10ボタン版 )
--------------------【 購入候補だった多ボタンマウス 】--------------------
ゲーミング機器で有名なRazer社のマウス。
サイドボタンを2/7/12ボタンに付け替え可能!ちょっとお高い。
重量:120g(12ボタンサイドプレート装着時)
現状唯一無二の、無線化可能(!)な多ボタンマウス。かなりお高い。
重量:117g
サイドボタンの位置を調節できる多ボタンマウス。
ホイールのチルト機能はなし。惜しい・・・!
重量:122g
--------------------【 カグスベール・トスベール シリーズ 】--------------------
大定番のトスベール。
試行錯誤する場合、マウス以外にも使ってみる場合は2つ以上まとめて買っておくと安心です。
厚さ:約0.5mm
「トスベール」よりも厚みがあるフリーサイズ版。
厚みによって、マウスによってはセンサーが反応しなくなる場合もあるそうなので注意。
厚さ:約1.5mm
--------------------【 追記 手の負担を軽減するためのリストレスト 】--------------------
G600t使用時の手の負担を軽減すべく、リストレスト目的でこちらを購入。
付属のマウスパットは正直微妙だけど、リストレストの方は程よいゲル感でよきです。
リストレストで手首を少し浮かせて、手首ではなく腕を使う感じでマウスを動かすと楽!
元はキーボード用にと購入したリストレスト。
腕の位置の自由度が高まるため、こうした横長タイプのものをマウス用に使うのもイイ感じです。
以上!気になった点などがあれば随時追記していきます。