【液タブ】乗り換え検討中のCintiq 13HD使いが「Cintiq Pro 16 (2021)」と「Kamvas Pro 16 (2.5K)」を比較して悩むだけ
・・・というタイトル通りの記事になります。ウオオ-!
【目次】
検討経緯
Wacomの液晶ペンタブレット「Cintiq 13HD」を初めての液タブとして購入し、長年使用してきたものの
・作業スペース(画面解像度)が少しだけ手狭に感じることがある
・色味に不安がある(メインモニターとのずれが大きい。スペック&経年劣化も?)
ため、買い替えを考えていました。
おまけで
・サブモニターとして普段使いにも活用したい
・置き場所的にサイズは16インチくらいで
・できれば解像度をメインモニター(WQHD解像度)と合わせたい
という希望も。
乗り換えるなら同じWacomの4K液タブ「Cintiq Pro 16 (2021)」かな・・・
16インチなら4KじゃなくてWQHDでいいんだけどな・・・
タッチ機能もいらないんだけどな・・・
そして高い😇
・・・と二の足を踏みつづけている内に、Huionから16インチ×WQHDというまさに理想的な液タブ「Kamvas Pro 16 (2.5K)」が新発表!しかも安い。
16インチでWQHD(2560×1440)解像度の液タブが出ると聞いて!
— Rwi (@rwiiug) 2022年1月5日
今までどの会社の新製品も
・16インチ、4Kです!(文字が米粒すぎる)
・24インチ、WQHDです!(24インチなら4Kでも)
→ なんでや!という状況続きだったので、これでようやく丁度いいサイズ&解像度の液タブが。とても気になる・・・! https://t.co/wVU1HnmyhE
これは気になる・・・けどまだ情報不足なので迷う。
という訳で、上記に挙げた液タブの情報をまとめてみました。
(+後からおまけで「Kamvas Pro 13 (2.5K)」も)
各リンク
Wacom Cintiq Pro 16 (2021) (DTH167K0D)
・購入リンク
Huion Kamvas Pro 16 (2.5K)(GT1602)
・HUIONトップ
・製品ページ - Huion Kamvas Pro 16 (2.5K)
・製品ページ - Huion Kamvas Pro 13 (2.5K)
・購入リンク
仕様比較とざっくり所感
個人的に気になった箇所を比較。
【仕様の情報元】
Kamvas Pro 16 (2.5K)
Cintiq Pro 16 (2021)
Cintiq 13HD
Kamvas Pro 13 (2.5K)
Kamvas Pro 16 (2.5K) | Cintiq Pro 16 (2021) | Cintiq 13HD | Kamvas Pro 13 (2.5K) | |
---|---|---|---|---|
表示サイズ | 15.8インチ | 15.6インチ | 13.3インチ | 13.3インチ |
解像度 | 2560 x 1440 | 3840 x 2160 | 1920×1080 | 2560 x 1600(16:10) |
読取可能範囲 | 349.6 x 196.7mm | 344 x 194mm | 293.8×165.2mm | 286.5 x 179mm |
ドットピッチ | 0.137mm | 0.089mm | 0.15mm | 0.112mm |
色域 | 105%NTSC/ 109%Adobe RGB/ 145%sRGB |
Adobe RGBカバー率 98% (CIE 1931) | Adobe RGBカバー率 75% | 105%NTSC/ 109%Adobe RGB/ 145%sRGB |
ペン | PW517 | Wacom Pro Pen 2 | Wacom Pro Pen(初代) | PW517 |
応答速度 | 14ms | 30ms | 25ms | 25ms |
外形寸法(W×D×H) | 436.2 x 247.3 x 10~11.5mm | 410 x 266 x 22 mm | 375 x 248 x 14mm | 373.5 x 229.1 x 10mm |
質量 | 1.28Kg | 1.9 kg | 約1.2kg | 1Kg |
タッチ機能 | なし | あり | なし | なし |
VESAマウント搭載 | なし | あり | なし | なし |
「応答得度」や「色域」は測定方法によるところが大きいので単純比較は危ないかも。
カタログスペックはあくまで参考程度に。
サイズ等
Cintiq Pro 16 (2021) が15.6インチで、
Kamvas Pro 16 (2.5K) が15.8インチ。
同じ「16」の名を冠する商品だけど、実は若干サイズが違う!
厚み・重さは大きな違いがある。
軽い方が持ち運びしやすい?重い方が安定感ある?
好みによるところかも。
ドットピッチ
Cintiq Pro 16 (2021) → 0.089mm。16インチで4Kはあまりに文字が米粒・・・!
125%~175%にスケーリングを行って(表示を拡大させて)使っているという声が多い。
環境によってはスケーリング時の不具合も?
Kamvas Pro 16 (2.5K) → 0.137mm(23.8インチ4Kと同じドットピッチ)
ちょうど良い解像度と画面サイズ。スケーリング要らずで使えて超理想的。
【まとめ】
・15.6インチ 4Kは 0.089mm(Cintiq Pro 16 (2021))
・13.3インチ QHD+は 0.112mm(Kamvas Pro 13 (2.5K))
・15.8インチ WQHDは 0.137mm(Kamvas Pro 16 (2.5K))
・13.3インチ FullHDは 0.153mm(Cintiq 13HD)
・23.8インチ WQHDは 0.205mm
色域
Cintiq Pro 16 (2021) → Adobe RGBカバー率 98% (CIE 1931)。マイナーチェンジで色域が向上した。
Kamvas Pro 16 (2.5K) → 105%NTSC/109%Adobe RGB/145%sRGB。表記等が少し曖昧で怪しい。
他のHuion製品のレビューを見るに、キャリブレーションや別モニターは必要かも?
色味は今機種で改善されたという噂も。
個人的に一番の不安要素だけど、実際に使用してみないとなんとも言えないところ。
こちらの発売前レビューによると、カラーキャリブレーターによる測定(ブライトネス最大時)では
・99% sRGB
・91% NTSC
・97% AdobeRGB
・89% P3
とのこと。
ペン
Cintiq Pro 16 (2021) → Pro Pen2対応。
後方互換性があるのでCintiq 13HDで使えた初代Pro Pen シリーズも使える。
Kamvas Pro 16 (2.5K) → PW517採用。
「Wacomとようやく同じ土俵で戦えるレベルになってきた」との評判。
テールスイッチ(消しゴム等に使える「ペン裏」)は無し。
その他
Cintiq Pro 16 → タッチ機能、VESAマウントあり
Kamvas Pro 16 → タッチ機能、VESAマウントなし
どちらもあるに越したことはない機能。
ただ16インチならタッチの代わりにキーボード等を側に置いて操作しやすいし、
VESAマウントなしでも運用しやすい。
作業スタイルや環境によるけど、個人的にはどちらも無くても大丈夫かなと。
価格と所感
Cintiq Pro 16 (2021) → 定価184,800円(税込)で、記事作成時のAmazon価格は168,000円。たっか!
Kamvas Pro 16 (2.5K) → 定価67,999円(税込)。やっす!時間が経てばクーポン等でもう少し安く買えるかも。
現時点での実売価格ではちょうど10万円の価格差。
10万円あれば別でキャリブレーターやモニター等を買えるとなると・・・?
お金めっちゃある or 現在進行系でバリバリプロとして活躍してるなら高くても日本のWacomが安定。
そこまでではなければ海外製の液タブでも十分ありかな、というのが現時点での印象です。
「Kamvas Pro 13 (2.5K)」は13.3インチで、定価45999円(税込)。
Kamvas Pro 16 (2.5K)とは解像度が少しだけ異なり、2560 x 1600(16:10サイズ)!
16:9以外の解像度の液タブは非常に珍しいのでは。
文字サイズ的には普段使いとしてはかなりギリギリのライン。
普段から間近に置く、目が超良いならありかな?
以上!
実際に新しい液タブを買ったり、なにか気になる情報があれば随時追記していきます。
【追記】
悩んだ結果、「Kamvas Pro 16 (2.5K)」を購入しました!
しかし・・・