ひよっこ創作ブログ@Rwi

UE4(+ゲーム制作関連)で何やら書いていきます

【UE4/UE5】ブループリント作業を快適に!私的おすすめプラグイン6選+α

【更新履歴】
2020.05.16 記事作成
2023.03.25 UE5対応プラグインを追記

記事作成から時間が経っているため、
プラグインの価格や機能、設定項目の名称等は、アップデートによる変更がある場合があります。



私が長らく愛用中の、プロジェクトを問わず便利なUE4プラグインとその機能をご紹介!

上4つはブループリント作業がとても快適になるため特にオススメのプラグイン
「エディタの環境設定 → プラグイン」から行えるカスタマイズ設定で更に便利になります。



目次

  1. Auto Size Comments
  2. Blueprint Assists
  3. Electronic Nodes
  4. Node Graph Assistant
  5. Widget Thumbnails
  6. Export PNG
  7. おまけ(気になるリスト)
  8. 追記(2023年03月~)


注)
 既存のコメント・BPグラフ・サムネイルの見た目が変わってしまう場合があるため、
  「Auto Size Comments」
  「Blueprint Assists」
  「Widget Thumbnails」
 これらのプラグインを現行プロジェクトに導入する際はバックアップのご用意を!




Auto Size Comments

DLリンク:マーケットプレイス
対応Version:UE4.18 ~ , UE5
価格:Free
Video / Forum


コメントサイズを配置ノードに応じて自動で調整してくれる便利プラグイン
なんと無料です!あなたが神か。



コメント範囲を動かす、または
Altキーを押しながらノードをドラッグ&ドロップで
コメント追従ノードを追加・除外できる。



おすすめカスタマイズ箇所

・Styles → Preset Styles

コメント色とフォントサイズをプリセット登録。
「BeginPlayはいつもこの色で!」というような使い方が捗る。



・Color→ Use Random Color

機能オンで生成コメント色がランダムに。
機能オフで Default Comment Color で指定した色に固定される。



・Misc → Comment Node Padding

コメントの余白を設定。



・Misc → Resize Collision Method / Alt Collision Method

「ノードの追加・除外」判定方法を選択。


メソッド ノード追加判定 ノード除去判定
Point コメント範囲に一部分でも含まれたら コメント範囲から完全に外れたら
Contained コメント範囲に完全に含まれたら コメント範囲から一部分でも外れたら

Defaultメソッドは使用非推奨。
Overrapメソッドの動作はPointメソッドと同じ?(情報求ム)








Blueprint Assists

DLリンク:マーケットプレイス
対応Version:UE4.20 ~ , UE5
価格:$11.99
Wiki / Forum


ブループリント開発が楽になるショートカット機能を追加するTier1級プラグイン
目玉の「ブループリントのフォーマット(ノード配置の自動整理)機能」が非常に便利!



ショートカットキーはエディタの環境設定 → 「Blueprint Assist Commands」より変更可能。
多用する機能は使いやすく割り当てると便利に。
不要な機能は割り当てオフで誤爆が減り安心に。



おすすめ機能(ショートカットキーで実行)

フォーマット機能1


Format nodes selectively → 選択ノード(複数選択可)と、その前後のノードのみをフォーマット。扱いやすく便利。
Format Nodes → 選択ノード&関連ノードを一括フォーマット。


フォーマット機能2


Refresh node sizes→ ノードサイズ情報を再計算。ピン数の増加等でノードサイズが後から変化した場合にも、再計算を実行するとフォーマットが正しく行われるように。


ピンを自動接続


Disconnect pin link→ 選択ノードのリンクを削除
Connect unlinked pins→ 選択ノードと付近のノードを自動接続




ノードの順番を入れ替える(Snap Nodes Left / Right)



おすすめカスタマイズ箇所

・Format Options → Parameter Style

パラメータノードのフォーマットスタイルを選択。



Helixing

Left-side



・ Format Settings → Padding

フォーマット時のノード間隔を調整。



・Format Settings→ Auto Formatting

ノード追加の際に自動で再フォーマットを行うかどうか。
ノード配置の自由度を求める場合は「Never」設定がおすすめ。



・General→ Pin Highlight Color / Pin Text Highlight Color

選択ノードに適用される、ピンとテキストの[ハイライトカラーを設定。


無効化させたい場合は白色に。




UE5では

Notionページにて、より詳しく設定項目についてをまとめました
 🟧🟧🟧 Editor Preference(エディタの環境設定) 🟧🟧🟧
 → 🔌 Plugins - プラグイン 🔌
 → 🟧 Blueprint Assist 🟧

 rwiiug-public.notion.site

(TOP)
rwiiug-public.notion.site








Electronic Nodes

DLリンク:マーケットプレイス
対応Version:UE4.20 ~ , UE5
価格:$9.99
Wiki / Forum

ブループリントの視認性が格段に上がる必携プラグイン
Rerouteノードの出番も格段に減ります。スッキリ!


ちょっと嬉しい機能も


こんな機能も(Bubbles)



おすすめカスタマイズ箇所

Wire Style

ワイヤー形状をカスタマイズ。



・Exec Wire Style → Override Exec Wire Style
実行ピン関連のワイヤーのみ別設定に上書き。








Node Graph Assistant

DLリンク:マーケットプレイス
対応Version:UE4.16 ~ , UE5
価格:$8.99
Video / Manual / Forum

「これが欲しかった・・・!」と思える機能がたくさん。
ノード操作の効率が上がる、無くてはならない便利プラグインです。


ショートカットキーはエディタの環境設定→「Node graph assistant command」より変更可能。



おすすめ機能

ノードシェイクで接続外し



快適ワイヤーカット



オートコネクト機能



ノードを挿入



ワイヤー伸ばし中にもグラフ移動可能に



ノードフォーマット機能(「Blueprint Assists」プラグインと併用もOK)



ワイヤースタイル変更



注)
 「Blueprint Assists」プラグインと併用した場合、オートコネクトプレビューは非表示に。
 「Electronic Nodes」プラグインと併用した場合、ワイヤースタイル設定は無効に。



おすすめカスタマイズ箇所

・Settings → NodeRearrangeSpacing


ノードフォーマットの際のノード間隔を設定

・Settings → Shake Node Off Wire Time Window



「ノードシェイクで接続外し」の実行判定。
指定秒数以内に3回ノードを振ると実行される。
短めに設定すると誤爆が無くなるのでオススメ(0.2秒くらい)


・Settings → AutoConnectRadius


オートコネクト機能の有効範囲を設定


・Settings → AutoConnectModifier

オートコネクト機能をいつ有効にするか
  「None」:常時有効
  「Alt」:Altキーを押している間だけ有効にする
「なぜかバグった!」と思ったら、その原因はオートコネクト機能で気付かない内にノードが繋がっていたせいで・・・というミスを防ぐため、設定「Alt」を強くオススメします。


・Other → Hide Tool Tip when Dragging Node

ノードドラッグ中はツールチップを非表示に。








Widget Thumbnails

DLリンク:マーケットプレイス
対応Version:UE4.23 ~
価格:$8.99

コンテンツブラウザに表示されるUMGのサムネイル画像を、内容に合わせて自動で反映・更新してくれるプラグイン
設定不要でプラグインを有効化させるだけでOK!
一長一短ではあるけれど、上手く環境にハマれば作業が快適になるハズ。



Before


After


使用時の注意点
・既存UMGのサムネイル画像はすべて上書きされる
・UMGの場合、右クリック → 「サムネイルのキャプチャ」が実行不可に
・内容がテキストのみのUMG等、場合によってはサムネイルが判りづらくなる


UE5では
・エンジン標準で、UMGを編集するとサムネイルに反映されるようになりました


Export PNG

DLリンク:マーケットプレイス
対応Version:UE4.21 ~
価格:$0



コンテンツブラウザ内のテクスチャ画像を.png形式でエクスポートできるようになるプラグイン
こちらも設定不要でプラグインを有効化するだけでOK。
無料なのでとりあえず入れておくと、いざという時に助かるかも。



以外にもUE4標準では.png形式でテクスチャを書き出せない。



プラグインを有効化すると.png形式で書き出せるように。






おまけ(気になるリスト)

UE4マーケットプレイスの「コードプラグイン」と「ブループリント」カテゴリの全プラグインから、プロジェクトを問わず有効活用できそうなプラグインを厳選してみました。 ご査収ください🙏








追記(2023年03月~)

気になったUE5対応のプラグインを随時まとめていきます。

とりあえず入れとけ系 フリープラグイン


  • Graph Printer
    BP画面をスクショ保存&保存したスクショ画像からブループリントに戻す

  • Recent Assets Menu
    「最近開いたアセット」メニューとショートカットキーをエディタに追加

  • Recent Blueprints Menu
    「最近開いたブループリント」メニューを追加

  • Restart Unreal Editor
    「エディタの再起動」ボタンとショートカットキーを追加

  • Actor Locker
    アクターをロック(選択や移動を不可に)する機能を追加

  • Outliner Shortcuts
    「ワールドアウトライナ」に便利なショートカットを追加
    ※ 利用できません(Unavailable)と表示される場合は要マニュアルインストール

  • Editor Interface Size
    エディターのUIサイズを恒久的に変更(UE4,UE5の標準機能だと一時的に変更はできても、再起動すると元に戻ってしまう)





エディタ外観、便利系


  • Darker Nodes
    ブループリントノードの見た目を変更し、エディタの配色をよりダークに。
    エディタで使用されるフォントを任意のものへと変更できる機能も。
    UI全体ではなく、文字サイズのみを変更できるのが非常に有用。



    ▲ UE5デフォルトのフォント。文字幅つめつめで省スペースだけど、モニターの解像度など環境によっては見辛い場合も




    プログラミングフォント 白源に変更したり、文字サイズをビッグにしてみたり
    ▲ 0 と O 、i と l と 1、などの区別が付きやすくなり、半角スペースやコンマも知覚しやすくなった
    ▲使用フォントや文字サイズによっては文字幅が増し、表示が途中で途切れやすくなったり、ノードサイズも多少大きくなったり。可読性と作業の快適さとのバランスも大事。




github.com










BP、実動作系


colory-games.net