ひよっこ創作ブログ@Rwi

UE4(+ゲーム制作関連)で何やら書いていきます

【DTM】ピアノ音源『Pianoteq 7』の使い方・参考リンクまとめ

目次

 1. 参考リンク集
 2. 使い方
  2.1 TUNING PANEL
  2.2 VOICING PANEL
  2.3 DESIGN PANEL
  2.4 From action to effects

  2.5 VELOCITY PANEL
  2.6 OUTPUT PANEL
  2.7 Others(その他 上部メニュー)
  2.8 要点まとめ

 3. その他(随時追加)


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すべてをソフトウェア上で計算して音を生成する「物理モデリング」方式が特徴の、
Modartt社のピアノ音源『Pianoteq』

ピアノ知識はゼロですが、そのロマンと将来性に惹かれ『Pianoteq 7 Standard』を購入しました!


・・・しかしパラメーターが多く、ピアノ初心者には何がなんやら。
そこで自学を兼ねて、自分なりに調べたことを記事としてまとめてみました。

何か気になる点があればコメント欄にてドシドシご指摘ください。



(記事作成時のPianoteqバージョン: v7.2.1







リンク集


公式関連

Modartt 公式サイト

公式マニュアル(PIANOTEQ 7 - User Manual)
FAQ
翻訳サイト(DeepL)


選択楽器一覧
Demo版リンク(Trial download)
公式フォーラム

Modaart Twitter

国内販売代理店 | Media Integration, Inc. - Pianoteq 7

・その他 販売ストア




レビュー・使い方1 購入前の参考に

ピアノ音源MODARTT「Pianoteq 7」をレビュー!インストゥルメントパックやバージョンの違いは?どれがおすすめ? | DTMer.info

超軽量、ロマンあふれる噂の物理モデリング音源「PIANOTEQ6 Stage」買ったはいいけど、最初の楽器選びで迷いすぎて先に進めない… | さまようけんばん

【DTM】Modartt Pianoteq 7(物理モデリング音源) レビュー|GRAND WEATHER|note



レビュー・使い方2 購入後の参考に

フィジカルモデリングピアノ音源MODARTT「Pianoteq 7」新機能と使い方 | DTMer.info

Pianoteq 6 レビュー | KAMIDE's ♪Note

Modartt / Pianoteq 6 レビュー | DAW LESSON
ピアノ音源12製品を聞き比べてみました! Pianoteq / Ivory / Keyscape / Model D /EXS24 / Xpand2! / KONPLETE ULTIMATE | DAW LESSON

Pianoteq7(6)の使い方 | eki_docomokiraiの音楽制作ブログ

Pianoteqの覚書 | mitsubamushi.yana.jp



動画・掲示板等

Youtube検索「Pianoteq」
ニコニコ動画 タグ検索「Pianoteq」

Twitter検索「Pianoteq」
5chスレッド



ピアノ知識

ピアノの構造
https://www.youtube.com/watch?v=FVMR-zNOILk
https://www.youtube.com/watch?v=9qfBlA14krI










使い方

基本操作

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・スライダーを「右クリック」で数値入力・MIDIアサイン画面を開く。
・スライダーを「Ctlr + クリック」でMIDIアサイン。
・スライダーを「Shift + クリック(&ドラッグ)」で数値の微調整。
・スライダーを「Alt + クリック」で初期値に戻す。


Windowsの場合、スタンドアロン版を「スタートアップ」に登録しておくとPCの機動後すぐに演奏できて便利。
Windows 10でスタートアップを追加/登録する2つの方法|Office Hack






■ TUNING PANEL ■

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ピアノ調律師が行う調律作業を行うことができるエリア。


- Diapason(標準音)-

基準ピッチを選択。数値入力も可能。
現代音楽では基本的に440HzでOK。

標準音とは - コトバンク


- Temperament(音律)-

ピアノの調律方法を指定。
現代音楽では基本的に「Equal intonation」(平均律)でOK。

古典風、異国風など、一風変わった雰囲気を出したい場合には「Just intonation」(純正律)などその他の音律を。

音律 - Wikipedia
ヘイキンリツ 平均律:とは | 偏ったDTM用語辞典 - DTM / MIDI 用語の意味・解説 | g200kg Music & Software
ジュンセイリツ 純正律:とは | 偏ったDTM用語辞典 - DTM / MIDI 用語の意味・解説 | g200kg Music & Software
https://www.youtube.com/watch?v=yWVWyfzEdIA


- Advanced Tuning -

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上記Temperament(音律)の編集が行える画面。

画面上部の境目をドラッグすると別窓化もできる。

 


- Unison tuning -

「ユニゾン効果」の量を調節。

[ 公式マニュアル訳 ]

あまり知られていませんが、ピアノのユニゾンの3本の弦(それぞれのハンマーで叩かれる弦)は、まったく同じ周波数で調律されているわけではありません。熟練した調律師は、音の音色や色を変えるために、この3本の弦の間に小さなチューニングの違いを導入します。



スライダーを右クリックで「Unizon Balance」の設定ができる。
ニゾンの幅、つまり1つの音の中で3本の弦が生み出す最も低い周波数と最も高い周波数の差を設定。
 balance = +1.00:ユニゾン音の重心が高く感じられるように
 balance = 0:標準設定
 balance = -1.00:ユニゾン音の重心が低く感じられるように


- Octave stretching -

「自分の好みに合わせて調整」(公式マニュアルより)

音程が中心から遠ざかるほど、ピッチがずれるように。
主な効果は高音部に現れる。


- Direct sound duration -

直接音の持続時間を調節。
値を小さくするほど、アタック感が増し、音がはっきりと聴こえる。

Unizon widthの値が最小の場合、Direct sound durationの値による変化がわかりやすい。
Unizon widthの値が最大の場合、Direct sound durationの値を変えても変化なし?










■ VOICING PANEL ■

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ハンマーのフェルトに加工を施し、好みの形や硬さ、弾力性を与えることで音を整える、
ボイシング作業を行うことができるエリア。


- Hammer hardness -

ハンマーフェルトの硬さを調節。
硬くするほどより明るいサウンドになる。

Piano : velocity 32 前後に対応
Mezzo: velocity 64 前後に対応
Forte : velocity 96.前後に対応


ハンマーフェルトとは?-ピアノ用語集- ピアノ買取センター
ピアノのしくみ:[実験1]ハンマーの素材を変えてみる - 楽器解体全書 - ヤマハ株式会社


- Spectrum profile -

基音から8次倍音まで、個々の強さを調整。
多くのピアノメーカーは第7,8,9倍音を弱めている。


- Hammer noise -

打鍵時のハンマーノイズの量を調節。

ピアノソロの場合、高音時にハンマーノイズが目立ちやすい。
強いベロシティーで弾くほど、ハンマーノイズの音も大きくなる。


- Strike point -

ハンマーやマレットで弦(打楽器の場合はバー)を叩く位置を選ぶことができる。
値を変えると音色、音質が変化する。

スライドを右クリックでヒューマナイズ機能を適用できる。


- Soft Pedal -

ピアノの音色を変化させる「ソフトペダル」の適用量を変化させる。
値を大きくするほど、弱い・柔らかい・モヤがかかったような音色に。

ソフトペダルが適用されると、主に倍音成分が控えめになっていく。ハイカットに近い効果?

▼ソフトペダル なし
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▼ソフトペダル あり
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https://www.youtube.com/watch?v=x27Qaq-LE5A










■ DESIGN PANEL ■

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弦の長さや響板(弦の振動を空気中に伝える木製の板)の特性など、
ピアノの設計パラメータを制御するエリア。


- Soundboard(響板)-

本物のピアノでは変更できない、響板の特性をPianoteqではパラメータとして変更できる。

・Impedance::値が大きくなるほど、音がより長くなる。
・Cutoff:周波数を高く設定するほど、高い倍音がより多くなる。
・Q factor:このファクターが大きいほど、高い倍音の減少がより早くなる。


- String length -

弦の長さを調節する。

弦の長さによって「不調和度(Inharmonicity)」が非常に急速に減少する。
その違いは低音域で最も顕著に現れる。

弦が不調和であるほど、ピアノの音は鐘の音に似てくる。


- Sympathetic resonance -

他の弦の共鳴具合を調節する。


[公式マニュアル訳]

シンパセティック・レゾナンス・パラメーターは、弦楽器のシンパセティック・レゾナンスの重さをコントロールします。例えば、バルトークの有名な作品「Mikrokosmos」に使用されています。交感神経の共鳴は、個々のダンパーの位置に依存し、また、サスティンペダルの位置にも依存します。サスティンペダルが下がっているときのほうが、ダンパーが弦に触れていない分、長くなります。

試しに、いくつかの鍵盤をゆっくりと押して音を出さないようにしてから、サスティンペダルを踏まずにスタッカートで数音弾いてみてください。すると、最初に押さえた音に共鳴が起こるのがわかります。これらの音を離すと、音は止まります。

また、「逆」の実験をすることもできます。ある音を大きく弾いてそのままにしておき、別の音を静かに押してから最初の音を離すと、2番目の音に共鳴し続けます。


www.youtube.com
www.youtube.com


- Duplex scale -

デュプレックス・スケール共振の重みをコントロールするパラメーター。
値を上げていくと、金属的な響き・残響音が生まれる。

ピアノ豆知識:アリコート方式 | 三木楽器スタッフブログ
スタインウェイピアノの歴史|ピアノ|松山市のピアノ専門店 マツヤマ楽器 国産・ヨーロッパ製ピアノの販売


- Blooming -

元はスチームドラム用に設計された、新しいサウンドを生み出すためのパラメータ。

スチールドラムはアタックの際に、低い倍音から高い倍音へとエネルギーが移動し、「ボワーン」とした音が生まれる。このスチールドラムの音色を特徴づける「ブルーミング」効果を、以下2つのパラメータでコントロールできる。

Blooming energy :ブルーミング効果の量を調節
Blooming inertia :ブルーミング効果の速度を調節










■ From action to effects ■


- ACTION -

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鍵盤を離した際に音を止める役割の「ダンパー」についての設定と、
演奏ノイズの音量を調節できるエリア。


Damper position

ダンパーの位置を調節。

弦や倍音の減衰具合が変化する。
低音部で効果がわかりやすい。


Damping duration

ダンパーの持続時間を調節。

値を大きくするほど、鍵盤を離してから音が止まるまでの時間が長くなる。


Last damper

ダンパーが存在する最後の鍵盤位置を調節。

このパラメーターで指定したMIDIノートナンバーより大きい位置の鍵盤
(たとえば値が83なら、ノートナンバー84(C5)以降の高音が対象)
には、ダンパーが存在しなくなる。

よって、「高音部だけ音が長く響く」という効果になる。
また、「Damper position」「Damping duration」「Mute」の効果も受けなくなる。

ちなみに、「高音部は中音・低音部に比べて音がすぐに減衰する」という理由のため、現実のピアノも高音部にはダンパーが存在しない。
値を最大にすると高音部では本来不可能な、残響音のないスタッカート演奏が可能になる。


Mute

ダンパーの弦への押し付け具合を調節。
値を大きくするほど、鍵盤を押し続けた際に音が早く止まるように。
チェンバロクラビネット楽器で特に有用なパラメーター。


Key release noise

鍵盤を離した際に発せられる、「ゴトン」というノイズの音量を調節


Sustain pedal noise

サスティンペダルをオン・オフした際に発せられる、ノイズの音量を調節


https://www.youtube.com/watch?v=PW7uto0wQa0
https://www.youtube.com/watch?v=TXcXMQGvczk










- MALLET BOUNCE -

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ツィンバロンなどの音階打楽器で特に有用な、ディレイエフェクトのような面白い効果を得られるエリア。
Pianoteq標準プリセットの中では「Cimbalom Tzigane」でのみ使用されている。
使用用途に合わなければスルーでOK?

www.youtube.com


Initial delay

ディレイのスピードを調節。
  「sync」ボタンをONで楽曲のテンポと同期したタイミングを指定できる。


Velocity sensitivity

入力ベロシティに応じてディレイ音のスピードが変化。

ベロシティが最大のとき、変化量はゼロ。
ベロシティが最大から弱くなるほど、ディレイが高速になる。


Delay loss

1つのバウンスから次のバウンスまでのディレイ減少量を調節。
値が高くなるほどディレイのスピードが次第に加速し、ディレイ音がすぐ鳴り止むようになる。

0%の場合、一定のスピードで無限に音が鳴り続ける。
100%の場合、原音と初期ディレイ音の2回で音が鳴り止む。


Velocity loss

1つのバウンスから次のバウンスまでのベロシティ減少量を調節。
値が高くなるほどディレイの回数が減少し、ディレイ音がすぐ鳴り止むようになる。


Humanization

上記のパラメーターにランダムな変化を加え、人間味のある演奏に。










- EQUALIZER -

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Pianoteqのより内部で動作するイコライザー


[ 公式マニュアル訳 ]

デフォルトの状態(Mainが選択されている)では、EQ3エフェクトとは対照的に、このイコライザープリプロセス(音を計算する前にモデルを修正すること)で動作します。
例えば、中音域のスペクトルを増やすと、鍵盤全体の自然なバランスを保ったまま、各音の中音域が増えます。つまり、真ん中の音が他の音よりも急に大きくなることはありません。
プリプロセスのもう一つの利点は、標準的な3バンドEQとは異なり、EQカーブに非常に細かいバリエーションを持たせることができることです。コントロールポイントを追加(クリック)したり、削除(ダブルクリック)したり、マウスでドラッグしてカーブを修正することができます。


Res EQ(Resonances Equalizer
 Sympathetic resonance(共鳴音)をイコライジングできる。


Res Dur(Resonances Duration)
 Sympathetic resonance(共鳴音)の持続時間を調節できる。


DESIGN PANEL欄の「Sympathetic resonance」の値が0の場合でも、Res EQ・Res Durで数値を持ち上げると共鳴音が響くようになる。










- EFFECTS -

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「3つの内蔵エフェクト」+「リバーブエフェクト」の調節、ON/OFFと
すべてのエフェクトの後に動作する「ゲイン」の調節が可能なエリア。
エフェクト毎にプリセットも選択可能。

[エフェクト一覧]


Tremoro
 周期的に音量を変化させるトレモロエフェクト。
 「Shape」欄をマウスで水平・垂直にドラッグすることで、LFOの形状を変えられる。

Wah
 特定の周波数を強調&移動することで「ワウワウ」という音色を生み出すワウエフェクト。
 パラメーター「Wah」を右クリックでMIDIコントローラーにアサインすることでワウエフェクトを直接操作できる。


Chorus
 ディレイ音を重ねることで、音に厚みを加えるコーラスエフェクト。


Flanger
 コーラスと同じような仕組みで、ウネるようなサウンドを生み出すフランジャーエフェクト。


Phaser
 位相を変化させた音を重ねることで、ミョワーンとウネるようなサウンドを生み出すエフェクト。


Fuzz,
 割れるような強烈な歪みを生み出すファズエフェクト。


Delay
 やまびこのような効果を生み出すディレイエフェクト。


Amp
 音を増幅させるアンプエフェクト。


Comp
 音を圧縮し、音量差を整えたり迫力を出すためのコンプレッサーエフェクト。


EQ3
 周波数、ゲイン、Qを操作でき、出音を操作できる3バンドのイコライザー



Reverb
 様々なタイプの空間、音の響きを再現するリバーブエフェクト。

 Pianoteq Standead または Pianoteq Pro の場合、Reverbメニュー → 「Use WAV impulse」からIRデータを読み込み使用できる。

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 ・【DTM】IRデータの作り方(フリー配布/スマホスピーカーのIRデータ) - オルタナハアト。 | ロックと向き合うための備忘録



Reverberation
 音量を操作するゲイン機能。
 利便性のためEFFECTS画面にあるものの、動作はメイン画面のVolumeと同じ。










■ VELOCITY PANEL ■

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ベロシティカーブ等を調節できるエリア。


・クリックで制御点を追加
・ダブルクリックで制御点を削除
・右クリックでメニューを展開


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・メニューから「Enable grobal velocity curves」をON、または右下の「G」マークを点灯させると、プリセットを切り替えても設定したカーブ情報が維持されたままになる。










■ OUTPUT PANEL ■

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最終的なアウトプットに関わる設定を行えるエリア。


Recording modes

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4つの録音モードを選択できるメニュー。
マイクボタンをクリックすると詳細設定画面へ。

Sound Recording:マイク位置を自由に設定できるモード。
Binaural :ヘッドモデルを含む、主にヘッドホン向きのモード。
Stereophonic :ステレオモード
Monophonic:モノラルモード。
 


Volume & Dynamics

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Volume
 音量を調節。

 スライダーの上にあるボリュームメーター右部の「L」ボタンをクリックすると、音割れを防ぐ「リミッター」のON/OFFが切り替えられる。
 スライダーをダブルクリックすると、ノート1音ごとに音量調節が可能な「Note Edit(Velocity)」画面に切り替わる。


Dynamics
 ピアニッシモ、フォルテッシモ間のラウドネスレベルを調節。

 値を大きくするほど、弱く弾いた時と強く弾いた時の音量差が大きくなる。
 値を最小にすると、弾く力の強さに関わらず音量がほぼ一定になる。






Pedals

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ペダル関連を設定。

ペダル画像をクリック(&ドラッグ)すると、そのペダルの値を操作できる。
ペダル画像を右クリックすると、ペダル種類の選択、対応CCナンバーの設定ができる。



ペダル一覧

Sustain Pedal:すべてのダンパーを持ち上げることで、鍵盤を離した後にも音が鳴り続けるようになるサステインペダル。

Soft Pedal(Una corda Pedal):ピアノのアクションを右に動かし、ハンマーの弦の当たり方を変え、音の音色を変化させるソフトペダル。

Harmonic Pedal:サスティンペダルの共鳴効果を維持しながら、スタッカートを演奏できるようになるハーモニックペダル。

Sostenuto Pedal:いくつかの鍵盤を押してからペダルを踏み、鍵盤を離すと、ペダルを踏んでいる間は音が鳴り続けるようになるソステヌートペダル。ソステヌートペダルに、サスティンペダルで持ち上げられたダンパーを捕捉させたくない場合は、「Ignore the sustain pedal」をチェック。

Super Sostenuto Pedal:ソステヌートで押さえた音をスタッカートで再生できるようになる(鍵盤を押した後、ペダルをオンにし、鍵盤を離した後、同じ位置の鍵盤をスタッカートで演奏しても初めの音が途切れず鳴り続ける)スーパーソヌステートペダル。本物のピアノでは不可能な動作を実現。

Rattle Pedal(Bassoon pedal):羊皮紙を弦に接触させ、ファゴットの音に似たブーンという音を出す、歴史的なピアノに搭載されていたラトルペダル。

Buff Stop Pedal:革やフェルトで覆われた木の棒を弦に押し当てて、音色を柔らかく・短くする、歴史的なピアノに搭載されていたバフストップペダル。

Celeste Pedal(moderator):ハンマーと弦の間にフェルトの帯を介在させ、より柔らかい音を出すチェレステペダル。

Pinch Harmonic Pedal:新しい音を出すときに、弦の特定の位置に短く触れることで、ハーモニクスを作り出すピンチハーモニックペダル。ペダルを踏み込んでいくと次第に「柔らかくなったような1オクターブ上の音」に移り変わっていく。

Glissando Pedal:よりなめらかなアタック音を生み出すグリッサンドペダル。

Mozart Rail:鍵盤の深さとハンマーと弦の距離を縮め、よりソフトな演奏ができるようになるモーツァルトレール機構。






Instrument condition

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新品の状態から使い古された状態まで、楽器の状態を変更できるスライダー。
右クリックメニューからランダムシード値を変化させると、値に基づき状態に様々なバリエーションが生まれる。






Microphones

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主に録音モード「Sound Recording」で有用な、マイク設定を調節可能な画面。



Compensation(補償、補正)

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ONにすると、それぞれレベル(音量)とディレイに補正がかかるようになる。
OFFにすると、ピアノからの距離に応じてそれぞれ「音量が減少するように」「ディレイが増加するように」なる。




Stereo width & Sound speed

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「Sound Recording」以外の録音モードでも動作する設定項目。


Stereo width
 楽器のステレオイメージを狭くしたり、広くしたりすることができる。
 録音モードが「Monographic」の場合、効果はない。


sound speed
 空気中の音波の移動時間を変化させる。
 値が小さいとボヤっと遠くで鳴っているように、値が大きいとハッキリと近くで鳴っているように聴こえる。




Proximity effect compensation

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マイク選択→「Proximity effect compensation」(近接効果補正)をチェックすると、自動補正アルゴリズムが働き、マイクをサウンドボードに近づけたときの低音レスポンスの増加を回避するようになる。




Lid(蓋、ピアノの屋根)

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ピアノの屋根はドラッグで上げ下げでき、具合に応じて音の響きも変化する。

ピアノの雑学 グランドピアノの屋根は何のためにあるの? | スガナミ中古ピアノ




Binaural

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録音モードが「Binaural」の場合、通常のマイクの代わりにダミーヘッドを操作。
ダミーヘッドの位置、回転方向、サイズを変更できる。




Mic Priset

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マイクエリアで右クリック → メニューからマイク設定を保存できる。

[マイクプリセット配布]
Feature request: More mic presets? A coincident stereo pair? (Page 1) - Pianoteq user forum - Modartt user forum










■ Others(その他 上部メニュー)■

- General commands-

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Instruments menu
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 プリセット一覧を開く・閉じる
 右クリックでプリセットのリロード(最後に保存した状態へ復帰)


Edit
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 プリセット画面を開く・閉じる
 右クリックでミニプリセット画面を開閉


Save
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 現在のプリセットを上書き保存。
 1秒以上長押し、または右クリックで新規保存メニューを表示。


Copy
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 コピー画面を表示。コピー画面でコピーしたいパラメーターを選択後、画面を閉じることでクリップボードにコピーが完了する。
 1秒以上長押し、または右クリックでコピー画面をスキップして前回の設定でコピーを行う。


Paste
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 クリップボードにコピーしたパラメーター情報を現在のプリセットに貼り付ける。


Freeze
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 フリーズメニューを表示&フリーズ機能をONにする。
 フリーズメニューで選択されたパラメーターは、プリセットを切り替えても設定が維持されるようになる。
 1秒以上長押し、または右クリックでフリーズ機能のON/OFFを切り替え。


Random Dice
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 パラメーターをランダムに変化させる。
 フリーズ機能が働いているパラメーターには効果がない。
 1秒以上長押し、または右クリックの場合、変化が完全ランダムではなく「現在の値+小さなランダム値」変化に。


Undo / Redo
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 操作を一手 戻す / 進む ボタン。
 1秒以上長押し、または右クリックで変更箇所の表示。
 1秒以上長押し、または右クリックでフリーズ機能のON/OFFを切り替え。


AB Button, LED Button
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 「プリセットA」と「プリセットB」を切り替える。
  ABボタンを1秒以上長押し、または右クリックすると、プリセットAとBの差異が表示される。

 Undo / Redo情報はプリセットA、Bそれぞれに記録されている。

 LEDボタンをクリックすると、「現在のプリセット情報」をもう一方にコピーする。
 LEDボタンを1秒以上長押し、または右クリックすると、「現在の選択プリセット(変更点は無視)」をもう一方に読み込む。








- Note Edit -

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ノート1音ごとにパラメーターの調節ができるエディット画面。



Pianoteq 7 Standardで調整可能なパラメーターはVolume、Detune、Attack Envelopeのみ。
Pianoteq 7 Proでは加えてTUNING,VOICING、DESIGN、ACTIONパネル内のパラメーターを設定可能。

鍵盤部分をダブルクリックすると制御点を追加・削除できる。

Volumeの値を最低値に設定すると、出音の音量が(ほぼ)ゼロになる。次項のモーフィング・レイヤー機能と組み合わせると有用。








- Morphing and Layering -

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複数の音色をモーフィング(混ぜ合わせる)や、
レイヤー(重ね合わせ)し新たな音色を作り出せるエリア。
各操作は画面上部のUndo / Redoで取り消し、やり直しできる。
作成した音色はプリセットとして保存もできる。



<直感的に分かりづらい点を解説>


Smooth x2
 モーフィング操作中に発生する可能性のあるグリッチ(不具合)を回避する。ただし、CPU使用率は増加する。


Flatten
 複数の音色を1つのものとして合体させる。
 例えば「音色A」と「音色B」を合わせて「音色A+B」を作り、「音色A+B」と「音色C」を合わせて「音色A+B+C」作る。その音色を「音色D」とレイヤーさせるなど、


Freeze
 フリーズメニューを開く。フリーズがON状態のパラメーターは、パラメーターのモーフィング・レイヤーが行われなくなる。Output settingsなど、いくつかのパラメーターはデフォルトでONになっている。




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Stop
 モーフィング動作を停止。
 モーフィングの割合を変更しても、モーフィング後のパラメーターは変化しなくなる。


Edit(Morphed parameters)
 モーフィング後の音色を編集。
 最終的な音色の微調整に使える。










■ 要点まとめ ■


■ TUNING PANEL ■

Diapason:基準ピッチを選択。基本は440Hzで。

Temperament:音律を指定。基本はEqual(平均律)で。

Unison with::「ユニゾン効果」の量を調節。

Octave stretching:音程が中心から遠ざかるほど、ピッチがずれるように(特に高音部)

Direct sound duration:値を小さくするほど、アタック感が増し、音がはっきりと聴こえる。


■ VOICING PANEL ■

Hammer hardness:ハンマーフェルトの硬さを調節。硬くするほどより明るいサウンドに。
 Piano → velocity 32 前後 / Mezzo → velocity 64 前後 / Forte → velocity 96.前後

Spectrum profile:基音、倍音の強さを調節。

Hammer noise:打鍵時のハンマーノイズの量を調節。

Strike point:音色、音質が変化する。

Soft Pedal:ソフトペダルの適用量を変化させる。


■ DESIGN PANEL ■

Impedance::値が大きくなるほど、音がより長くなる。
Cutoff:周波数を高く設定するほど、高い倍音がより多くなる。
Q factor:このファクターが大きいほど、高い倍音の減少がより早くなる。

String length:値が小さいほど、鐘の音に似てくる。

Sympathetic resonance:他の弦の共鳴具合を調節。

Duplex scale:値を上げていくと、金属的な響き・残響音が生まれる。

Blooming energy :ブルーミング効果の量を調節。

Blooming inertia :ブルーミング効果の速度を調節。


■ ACTION ■

Damper position:弦や倍音の減衰具合が変化する。低音部で効果がわかりやすい。

Damping duration:値を大きくするほど、鍵盤を離してから音が止まるまでの時間が長くなる。

Last damper:ダンパーが存在する最後の鍵盤位置を調節。

Mute:値を大きくするほど、鍵盤を押し続けた際に音が早く止まるように。

Key release noise:鍵盤を離した際に発せられる、「ゴトン」というノイズの音量を調節。

Sustain pedal noise:サスティンペダルをオン・オフした際に発せられる、ノイズの音量を調節。










その他(随時追加)

・リリースカットピアノっぽい音色


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